相続人が11人!?沖縄市の築古中古物件の買取事例
いつもお世話になっております、沖縄の不動産売却でお悩みの方に役立つ情報をお伝えする株式会社イエカリヤ代表の當間です。
「親から相続した建物があるけど借地だし、ボロボロ」
「地主も良く知らないし、こんな建物売れるわけないよね」
と、お悩みの方、その物件は売却できる可能性大です。
実際に、弊社で買取をした事例がありますのでご参考ください。
借地、築50年、風呂なし、ぽっとん便所、残置物多し
ご相談者は旦那様を数年前に亡くされており、旦那様名義の当該物件にお一人で居住中でした。
しかし、ご本人も家で倒れてしまい一命はとりとめたものの、そのまま一人暮らしするのは難しく施設に入所することになりました。
売却のご相談をいただいた後、現地を見に行くと生活していた当時のままで放置されていたので、台所などから強烈なにおいがあり、冷蔵庫の中には虫が湧いていました。
物の撤去は業者に任せることが多いですが、大量の卵がありいつ孵化してもおかしくない状態だったので急いで冷蔵庫の中身を取り出し、ヘラで撤去しました、あと1週間遅かったらと思うとぞっとします。
さらに、水や電気は通っているものの、お風呂はついておらずトイレも汲み取り式のポットン便所がありましたが、ツタが生い茂っていて使える状態ではありません。
このままでは、一般のお客様に売却することは難しく、物の撤去だけでも多額の費用が発生してしまいます。
また、直接支払いに行っていたものの、地主さんの連絡先がわからず直接家に行くしかない状態でした。
もちろん、ご本人がどうこうできる状態ではないというのと早めに処分したいという意向から、残置物の処理などを弊社が行う形で買取する方向でお話しを進めました。
では、不動産を高く売るための内容を解説していますが、ご相談内容によっては多少安くなってもすぐに売却するパターンの方がいいこともあります。
相続の落とし穴まさかの相続人が11人!
そこで、本格的に権利関係を調査した所、お子様がいらっしゃらないので旦那様のご兄弟に相続が発生していることがわかりました。
お話しを聞くと、ご兄弟とは疎遠でご相談者本人はお会いしたことも無いような状況でした。
さらに戸籍を洗って見ると、そのご兄弟にも亡くなっている方がおり、その奥様やお子様など合わせると11人の相続人がいることがわかり、全員に遺産分割か放棄の手続きをしてもらわないといけない状態でした。
県外にもお住まいの方がいらっしゃるので、司法書士の先生とお手紙を送りどうにか相続の手続きが完了し、弊社への買取ができましたが、正直な所、実際に売買に進められるかは賭けなところがありました。
不動産業を営んでいると常々感じますが、相続は誰にでも起こりえますし、財産の多さに関わらずトラブルのもとになります。
生前贈与や遺言の作成など、問題を未然に防ぐ方法はあるので、少しでも残す資産があるなら専門家への相談をおすすめします。
もちろん弊社へのご相談も可能ですし、今回の事例の様に込み入った状態になっていれば専門家の方をご紹介もできます。
不動産を扱っている人間として、相続で揉めてどうしようもなくなる物件が増えるのはとても悲しいので、ご相談頂いたからと言って料金はご請求しませんし、絶対に売却してくださいということもありませんのでお気軽にお問い合わせください。
また、「みんな平等に共有で」という考えもありますが、一見合理的に見えるその考えも、実は後々売りにくくなる原因になるので注意が必要です。
地主さんとの交渉
買取の手続きを進められることが確定したので次は地主さんとのお話しです。
これまで借地料をキチンと支払っていたので突然退去してくれということは無いですが、建物の名義を変えることを快く思わない地主さんもいらっしゃいます。
詳しくはコチラ
なので、地主のもとへ初めて行くときはいつも身構えてしまうのですが、今回のケースはかなりすんなりいったので胸をなでおろしました。
今回の中古不動産売却まとめ
・築古のボロボロ物件でも売れる
・面倒はイヤ、なるべく早く結論を出したいなら買取がおススメ
・相続が関わると売却に時間がかかるので早めの対策を
とりあえず相談してみる
個人情報は出したくないけど査定はしてみたい
不動産売却全体の流れを把握する
[保存版]沖縄で不動産売却をお考えならまずは全体の流れを知りましょう
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今回ご紹介した事例に関する法律は作成時点のものですのでご了承ください。
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